富山県南砺市で講演を行いました。南砺市の重要施策の一つ「公共施設の再編」について、データ可視化専門家の立場からお話をさせていただきました。

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  • 主催:Code for Nanto(コード・フォー・ナント)/富山県Code for 連絡会
  • 共催:アーバンデータチャレンジ2016事務局
  • 後援: 南砺市
  • イベント告知ページ:https://www.facebook.com/events/650399448456534/

アーバンデータチャレンジで南砺の取り組むテーマは「公共施設」です。
南砺市役所は30年後に市内の公共施設50%削減・縮小を掲げており、昨年度から住民説明会も南砺市は主催してきました。

他自治体との比較(市の資料より抜粋)

南砺_自治体比較

住民アンケート(市の資料より抜粋)

南砺市公共サービスに関する市民アンケート結果2

そして、公共施設の性質ごとに、「統合」「複合化」「譲渡(3種類)」「解体」「指定管理」「目的変更」といった管理方法の変更が提示されており、データを含めた現状の提示資料は、私にはわかりやすく感じました。

が、住民説明会では、住民の方の中は「あの地区の◯◯は残るのになぜウチの地区の●●はなくなるんだ」といった押し問答が終始行われ、参加した方によると建設的な合意形成は全く無かったように感じた、とのことでした。いわゆる総論賛成、各論反対というやつですね。

公共施設の削減と再活用の市の方向性をより推進するために、「今足りないのは公共施設(財政運営)の関心とそれを引き出す見える化するツール」だという現状認識からお声がけをいただきました。

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イベントでは、南砺市 市長政策部 担当部長兼行革・施設管理課長 上口長博氏による、「30年後に向けた持続可能なまちづくり~南砺市の公共施設の今とこれから~」というタイトルの講演で、データを含めた現状を改めて提示いただきました。

その後の私の講演では「データ・ビジュアライゼーション」とは何かといったところから、いただいたタイトルである「合意形成の活性化」をゴールへ向けて、話をさせていただきました。

万能薬はないですが、その後のアイデア出しの際に、住民からみた利用可能な公共施設数という切り口で、自宅から半径5km(たとえば)の範囲に存在する公共施設が、どんな種類のものがいくつ存在するのか、を可視化してみたらどうか、という話をさせていただきました。たとえば世帯主住所全部の住所ごとに、それぞれの公共施設がいくつあるのか、自宅から半径2、5、10kmで抽出し、そこでなんらかの偏りが見いだせたら、施設ごとの管理方法ルールに追加する形でルールを補正する。自動化したツールさえ作ってしまえばシミュレーションと可視化自体はいろんなパターンで行えるはずです。

午後はアイデアソンが行われ、出てきたキーワードをもとに、「施設の使い方の声を集める/可視化する」「未来の公共施設シミュレーション」「住民が見た距離や移動距離で必要な施設や生活の様子が知りたい!」の3つのテーマについて、グループディスカッションが行われました。

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